受け継いだ想いを力に、世界への一歩を。
小学生選抜チームJunior All Stars(JAS)と、中学生選抜チームElite Stars(Elite)が、全国大会へ継続して出場するようになりました。
大会では、他のチームのコーチやメンバーから「パッションがすごい」と声をかけていただくことも増えました。私たちが大切にしてきた、想いのこもったパフォーマンス。そのSailorsらしさが伝わり、評価されることは、心からうれしいことでした。
その伝統は、今も受け継がれています。
仲間を想うからこそ生まれる表情、声、そして、一緒に踊る喜び。私たちにとって、結果とともに大切なのは、演技の中にその心があることです。
このSailorsスピリットが、誰よりも輝くチームでありたい。その願いは、今も変わりません。
そして、世界で戦うためには、その想いを表現しきる技術が必要です。
今のEliteのメンバーたちは、JASの頃から個性豊かでした。時にはコーチが頭を抱えるほど、それぞれの個性が強く、情熱あふれるパフォーマンスには、目を引く力がありました。
一方で、技術の精度や動きの丁寧さ、チームとしての統一感には課題がありました。あふれる気持ちを、一つひとつの動きにどう乗せていくか。それが、彼女たちの成長に必要なことでした。
そんな彼女たちは、小学生の頃から「世界大会に行きたい」と口にするようになりました。
まだ全国の頂点に立ったこともない子どもたちが、どんな世界を思い描いているのだろう。当時の私には、十分にわからないところもありました。
それでも、いつも私に次の目標へ向かう情熱をくれるのは、メンバーたちでした。
中学生になり、ジュニアの舞台で戦う厳しさを知った彼女たち。世界はまだ遠く、その距離をどう縮めればよいのか、見えない時間もありました。
それでも、世界へ行きたいという想いは続いていました。
そして今年度、ゆりかコーチが、その想いに応え、メンバーたちとともに「世界へ行く」という目標を定めました。
そこから、徹底した基礎練習が始まりました。
週2回の練習と、限られた時間の中で、どこまで土台を強くできるか。必要なトレーニングに一人ひとりが向き合い、どれだけ精度を高められるか。
目の前の演技を仕上げることと、世界で戦うための力を育てること。その両方を見据え、今取り組むべき課題を見極めて、ゆりかコーチは練習を組み立ててきました。
その方針を信じ、自分自身の課題と向き合う日々は、今も続いています。
そうして彼女たちが手にした、SUMMITへの出場権「BID」。その切符の重みを、私たちは強く感じています。
今回のBIDは、全国大会で1位になって獲得したものではありません。日本での順位をさらに上げていくことも、技術を磨くことも、私たちに残された大切な課題です。
それでも、出場の基準を満たし、世界への切符を手にしたことには、胸を張りたいと思っています。そして、その機会にふさわしい演技ができるよう、ここからさらに力を積み重ねていきます。
今年はアジア大会の開催に伴い、練習施設の確保が難しくなるなど、環境面でも厳しさがあります。その中で、使える時間と場所を大切にし、今できるベストを尽くしていきます。
Eliteが歩み始めて10年目に訪れた、世界への挑戦。
これは、今のメンバーだけで手にした機会ではありません。彼女たちを育ててきた講師たち、そして、一つずつ階段を上がり、次の世代へ道をつないできたEliteの卒業生たち。その歩みが、今回の挑戦につながっています。
振り返ると、10年かけて積み重ねてきたものが、今、この切符に結びついたのだと感じます。
だからこそ、私たちは、受け継いできたSailorsスピリットを胸に、世界で戦えるチームを目指して、5月のSUMMITに挑みます。
チアやダンスには、言葉を超えて想いを届ける力があります。
仲間を想い、支え合い、全力で踊る私たちの姿が、国や言葉を超えて、誰かの心を動かすことを願っています。
「Sailorsの演技が、心に残った。」世界の舞台で、そう感じていただけるパフォーマンスを届けたい。それが、初挑戦に込める想いです